相続人の確定とか(2)
2022-12-26
こんにちは、ほしくま事務所のスタッフnanaです。
さて、前回の【相続人の確定とか(1)】の続きになります。
私が受けたお仕事の中でとても大変だったと記憶にあるのが、「夫が亡くなったので持っている不動産を処分したいのだが、名義人は夫の祖父である」というお話でした。
夫の祖父。(遠い目…。戸籍ちゃんと取れるやろか…。)
相続人の数は一枚のA3用紙におさまりきらず、取り寄せした戸籍の数も半端なく、もちろん歩いて取りに行ける範囲に住んでいる人ばかりではなかったので、郵便請求手続きで取り寄せするのですが、その場合の代金は郵便小為替というものを使用し、一枚発行するのに100円の手数料(当時 今は200円)かかり、返信用封筒を付けもちろん急ぐので速達だったり書留にしたりと、かなりの費用がかかりました。
調査で判明した相続人は30人近くおり、またそのおひとりおひとりと交渉をする必要もあり、なかなか話が進まなかったことを覚えています。
(注:当時は法律事務所勤務でしたので、交渉もできましたが、行政書士には、交渉の権限はありません。)
いや、もうこれめんどくさいでしょ。
でも、このまま放置していると、どんどん次の世代に責任の範囲が広がっていくので、ここで一気に解決したいという依頼者さんの心意気は本当に立派だなと思ったものです。
(つづく)