戸籍を読むということ(2)
2023-02-05
今回は、前回の戸籍を読むということ(1)の続きになります。
戸籍を拝見していると、昔は「大家族」であることが読み取れます。
戸籍というものは、およそ「核家族」となっており、世帯主とその子ら、で構成されており、子が婚姻をすると、実家の戸籍からは出て、新しく戸籍を作ることになります。
*ちなみに、一回離婚したことを「バツイチ」ということが一般化していますが、手書き時代には籍を抜けた場合その人の情報を×で消していたので、離婚したことを「×がついた」と言ったことが由来しているようですが、現在の戸籍には、婚姻や離婚によって籍を抜けるときに×は付きません。
昔の手書きの戸籍などでは、世帯主(戸主)から見て、子、孫、きょうだい、子の配偶者、きょうだいの配偶者、きょうだいの子ら、と「家族」の範囲は大変広く、読み解くときには、「ややこしすぎて気づかない人」というのが出てきたりします。
手書きの戸籍から、親族関係図を作成する場合、抜けがないよう何度も確認することが必要となります。
続く